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第11節会見レポート(日本IBMビッグブルー37-28ワールド ファイティングブル)
◎ワールド ファイティングブル
○DES KISSANE ヘッドコーチ
「まず、IBMに敬意を表したいと思います。IBMはよく分析してうちの弱いところを突いて、プレッシャーをかけ続けポイントを重ねました。この時点に来たら思い切りプレーして目標を達成するために全力を出さなければなりません。うちは賢くないプレーが出てしまいました。やろうとしていたことの反対のプレーをしてしまいました。そして、うちがミスをしたところを必ず突いてきてポイントを取りましたが、それを止めることができませんでした。再来週当たる近鉄はIBMと似たようなチームですので、うちのミスにつけこんでくると思います。プレッシャーをかけ続け、ゲームをコントロールして決まりごとをしっかりやっていくことが重要だと認識しています。
○大西将太郎ゲームキャプテン
「IBMさんはこのゲームを落とすと降格という崖っぷちですから、すごくプレッシャーをかけつづけてきました。うちの弱いところをしっかり研究され、アタックのオプションを広げてきました。うちは考えてきていた良い試合運びができず悪い流れになってしまいました。うちは良い時と悪い時の差が大きいチームになってしまったと思います。今日はその悪いところが出てしまいました。今日は必死にやっていなかったわけではないんですが、いまいち波に乗れませんでした。IBMさんは気持ちを込めて、賢いラグビーをしていたと思います。前半最後に自分の判断ミスでPGを狙わずスクラムを選択してしまいましたが、ペナルティが決まっていれば結果的に逆転していたわけで、すべて自分の責任です。もう残りは1試合で、自分たちの置かれている状況は今日のIBMと同じ崖っぷちです。ミスからターンオーバーされないよう、精神的な部分が大きいと思いますので2週間しっかり準備して最高のパフォーマンスをしたいとおもいます。相手どうこうでなく、自分たちの最高のプレーをしたいと思います。」
◎日本IBMビッグブルー
○大西一平ヘッドコーチ
「まあ、勝つには勝てたんですが、どう喜んで良いか久しぶりで分からんかった(笑)。自分たちの中のここまでの反省を生かし、自覚があって我慢強いゲームが出来たんではないかと思います。負ける時は反省点が残り、勝つときは消えていくことが多いので、あまり今日の印象がないのですが、呪いから解放されて色々なこれまでの負けの原因が選手に見えてくるのではないかと思います。良い1勝でした。9月から頑張っても勝てない、練習でできることができない、そこからチームも個人も自信を失っていきました。これは何回か経験しないと分からないことなんです。経験値と言うんでしょうか、おかれている環境からのプレッシャーなどに1年かけて丁寧に取り組んでいくことでしか身につかないことなんです。その意味では降格が決定しても良い経験の1年だったと思います。必ず、次、その次に役立てることができます。本当の力がついて、もう一回り二回りフィジカル的にも精神的にも大きくなることを実感できます。やらなければいけないことも明確に整理できてきました。」
○川合毅キャプテン
「とりあえず1勝することができました。純粋に嬉しくて、ロッカールームで皆も嬉しがっていました。なぜ勝てたのか分からないけれども、一人一人が前向きになって自分たちがやるべきことをやったからだと思います。今日は選手たちの反応が違いました。色々な指示をしたときのリアクションが信用できました。今までは何も分からなくてもOK、OKと言う奴もいましたので。特に今週気をつけたことはコミュニケーションをとることです。私生活でも心掛けました。降格については本当に複雑な気持ちです。自分たちはラグビーが好きで一生懸命にやって、結果、トップリーグでやれたわけですから。まず、勝とうと決めていたこと、ようやく目標がかなったところで多分降格ですが、自分たちにとって、この1勝は大きかったです。まだ、シーズンは終わっていませんので次も一生懸命やります。」
2004年12月25日
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